NHKを受信できる受信機があればNHK受信料を支払わなければなりません。
戸建ての場合、アンテナがなければNHK受信料は払わなくてもよいのでしょうか。
戸建てでアンテナがない場合で、受信料を払う場合と払わない場合をまとめましたのでお伝えします。
- 戸建てアンテナなしでNHK受信料を払う必要がある場合
- 戸建てアンテナなしでNHK受信料を払う必要がない場合
戸建てでアンテナなしならNHK受信料は払わなくていい？
NHK受信料を払わなければならないのはNHKを受信できる機器がある場合です。
アンテナがあるかないかは関係ありません。
受信機（家庭用受信機、携帯用受信機、自動車用受信機、共同受信用受信機等で、ＮＨＫのテレビジョン放送を受信することのできる受信設備をいう。以下同じ。）のうち、地上系によるテレビジョン放送のみを受信できるテレビジョン受信機を設置（使用できる状態におくことをいう。以下同じ。）した者は地上契約、衛星系によるテレビジョン放送を受信できるテレビジョン受信機を設置した者は衛星契約を締結しなければならない。
引用：放送法
NHK放送はアンテナを使った方法以外でも受信することが出来ます。
ですのでアンテナがないからと言って、すなわちNHK受信料を支払わなくてよいということではありません。
一昔前は、地デジやBS、CSのアンテナを設置するとNHKが来る！みたいな話が多かったようです。
しかし、近年は戸建ての外見からアンテナなしならNHKは来ないのかと言えば、違うようです。
NHKが見れることが出来る受信機とは
放送法によるとNHKが見ることが出来る受信機とは家庭用受信機、携帯用受信機、自動車用受信機、共同受信用受信機等です。
NHKのホームページでは以下のようにありました。
NHKの放送を受信できるテレビ（チューナー内蔵パソコン、ワンセグ対応端末などを含みます）
引用：NHK
あいまいな書き方ではっきり明記されていません。
NHKに電話で問い合わせても明確には答えてもらえなかったという方もいるようです。
この受信機を普段使用にしているものに言い換えると以下のものになります。
出典：ファイグー
NHKを受信できるTVは持っていないけど他にNHKを受信できるものを持っていたという場合もあると思います。
戸建てでアンテナなしでNHK受信料を払う場合
戸建てでアンテナがない場合でNHK受信料を支払わなければならないのはどのような場合でしょうか。
NHK受信料を払わなければならない場合をお伝えします。
フレッツTV・光TV（光回線）を利用している
光回線を利用すれば家にアンテナがなくてもNHKを受信することが出来ます。
光回線はNHKを受信することが出来るのでNHK受信料の支払いが必要です。
また光回線は衛星放送が受信できます。
衛星放送が見れるのでNHK受信料は地上契約ではなく衛星契約になります。
以下はNHK受信料の地上契約と衛星契約の比較です。
【口座振替・クレジットカード払いで2か月払いの場合】
| 契約種類 | 受信料 |
|---|---|
| 地上契約 | 2,200円 |
| 衛星契約 | 3,900円 |
| 差額 | 1,700円 |
衛星契約の方が地上契約より￥１70０高くなります。
ひかりTVやフレッツTVの月額料金は、テレビの視聴に発生する費用でもちろんNHK受信料は含まれていません。
ですので光回線はアンテナなしでも衛星契約のNHK受信料と光回線テレビの月額料金がかかることになります。
光回線を利用してNHKを見るという方はあまりいないような気もしますが見なくても見れてしまうのでNHK受信料の契約が必要です。
ケーブルTV（ケーブル回線）を利用している
ケーブルTVもNHKが受信できます。
ケーブルTVもNHKが受信できるのでNHK受信料は支払う必要があります。
NHKのホームページにも記載があります。
ケーブルテレビを通してNHKの放送を受信できる場合も、放送受信契約が必要です。
引用：NHK
ケーブルテレビも衛星放送が受信できるので衛星契約になります。
家の外からアンテナが見えなくてもアンテナはNHK受信の必須条件ではありません。
アンテナがなくてもNHKが見ることが出来る機器があればNHK受信料は支払わなければなりません。
ワンセグ搭載の携帯・スマホを持っている
携帯用受信機はスマホや携帯電話などでワンセグ機能搭載でNHKを受信できるものです。
そういった携帯電話やスマホを持っているなら家にアンテナがなくてもNHK受信料を支払わなければなりません。
ちなみに最近ワンセグ搭載のスマホは少なくなりましたがiPhoneはNHK受信料の支払は必要なのか気になっている方も多いと思います。
2023年4月に行われたインターネット時代のNHKの業務を検討する総務省の有識者会議の内容が話題になりました。
「公共放送ワーキンググループ」の第7回会合が開催され、今後の受信料制度のあり方が議論された。NHKの財源として、スマートフォンなどを含めて受信できる環境にある人へ費用負担を求める「受信料収入」が望ましいとして意見が一致した。
引用：産経新聞
この後、Twitterで「NHK受信料」「スマホ所持」がトレンド入りし、批判の声が殺到しました。
最近はNHKを見ないどころかテレビを見ないでスマホしか持ってない若者も多いです。
その中でNHK受信料と言われても理解に苦しみそうです。
そもそもワンセグ機能搭載のスマホを持っているかどうかはどうやってNHKが判断するのかも謎です。
チューナー付きカーナビを持っている
自動者用受信機はチューナー付きカーナビです。
チューナー付きカーナビは家にアンテナがなくてもNHK受信料を支払わなければなりません。
カーナビでテレビを見ようと思って購入する方ってほぼいないと思います。
さらにチューナーレスカーナビも少ないようです。
思いがけずついていた機能でNHK受信料を支払わなければないないのはちょっと理解が出来ませんよね。
戸建てでアンテナなしでNHK受信料を払わなくて良い場合
戸建てでアンテナなしで更にケーブルTVや光回線、インターネットを利用せずに動画コンテンツを見る方法をお伝えします。
チューナーレスTV
チューナーレスTVはNHKを受信できないのでNHK受信料の支払いは必要ありません。
チューナーレステレビとは、地上波・衛星放送のテレビ放送を受信するための機器であるチューナーを搭載していないテレビのことです。
2021年12月に「ドン・キホーテ」から「AndroidTV機能搭載チューナーレススマートテレビ」が発売されSNSで「地上波が映らないからNHKの受信料を支払わずに済む！」と話題になりました。
チューナーレスTVは最新の50インチでも3～5万円で普通のテレビよりかなりお手頃のなります。
ポチップ
fireTV（Stick）
戸建てでアンテナがなく、fire TV Stickを利用していたらNHK受信料を支払う必要がありません。
NHKを受信できる機器ではないからです。
ただし、取り付けるテレビがNHK放送を受信できるテレビなどであればNHK受信料は支払らわなければなりません。
パソコンモニターなどでNHK放送が受信できない機器であれば支払いの必要はありません。
fire TV Stick第3世代以上はID登録することによってNHKプラスを視聴することが出来ます。
登録するにはNHK受信料の契約をしなければなりません。
契約しなければNHKは見れないのでNHK受信料を支払う必要はありません。
ポチップ
戸建てでアンテナなしだとNHK受信料は払わなくてもいい？まとめ
戸建てでアンテナなしだとNHK受信料はしならなくてもいいのかについてお伝えしました。
戸建てでもアンテナなしというだけではNHK受信料を払わなくてもよいということのはならないようです。
アンテナがなくてもケーブルＴＶや光回線を利用しているならNHKを受信できるのでNHK受信料を受信料を支払う必要があります。
NHK受信料を払わなければならないかどうかははアンテナがあるなしではありません。
NHKを受信できるものがあるかどうかです。
こちらから見たいと契約をした訳でもなくあるかないかでNHK受信料を払わなければいけないのはやっぱり理解するのは難しいですね。